ライブ配信は、誰かの手元に残る前に2回圧縮されています。スマートフォンはまず、回線が運べるビットレートまで映像を絞り込み、プラットフォームはそれを再生用にもう一度エンコードし直します。途中の妥協はすべて焼き付いたまま残ります。回線が混雑すれば映像は1分間ぼやけ、そのぼやけた1分は永久記録の一部になります。素材をあとで使い回すつもりなら — 縦型フィード用のクリップや、チャンネル用のハイライトなら — プラットフォームが残した配信の録画から切り出し、書き出しでさらに3回目の圧縮をかけることになります。だから配信のアーカイブを唯一のコピーにしてはいけません。あれは本当のアーカイブではなく、ネットワークに揉まれたあとの動画を写した写真です。
解決策は、配信しているそのスマートフォンで同時に録画することです。2つの出力は同じカメラから出ますが、別々の人生を歩みます。配信はアップロード回線を生き延びられる小ささにエンコードされ、録画はカメラが実際に捉えた画質のまま、ネットワークに触れられずに端末のストレージへ書き込まれます。配信の途中で回線が落ち込めば、視聴者にはピクセル化した1分が見えますが、ローカルのファイルは決してそうなりません。放送局は昔からこの方式です。電波に乗せて送出し、テープは局内に残す。終わったあとには切り出し用のきれいなマスターが手元にあり、後日投稿するクリップは、悪い素材からの3回目ではなく、良い素材からの1回だけの圧縮で済みます。
どのアプリでも確認すべき点は、この2つが本当に独立しているかどうかです。Talk2Cameraは配信と録画を別々に扱います。配信に触れずに録画を開始・停止できるので、ローカルのファイルには2時間の放送全体ではなく、使い回すつもりの20分だけを収められます。配信側はRTMPを話します。プラットフォームのライブ管理画面からサーバーURLとストリームキーを貼り付けるだけで、YouTubeでもTwitchでもFacebookでもInstagramでも、自前のサーバーでも構いません。接続が切れたときは、回線が回復する間サーバーを叩き続けるのではなく、間隔を空けながら自動で再接続します。
配信中のカメラ切り替えは、普通の録画と同じ仕組みで動きます。エンコーダーは走り続け、変わるのはフレームの供給元だけなので、配信もファイルも中断されません。切り替えの見え方は選べます — 瞬時のカット、100 msの素早いブレンド、250 msのディゾルブ — どれを選んでも録画は止まりません。ライブ前にひとつだけ注意を。フル画質の録画は大きく、長い配信は端末に数ギガバイトを積み増します。ディスクが満杯だと知る最悪のタイミングは、ライブ開始から1時間後です。始める前に空き容量を確かめて、余裕がなければ、必要になると分かっている部分だけを録画してください。